クリスマスローズ
皆様のお庭でも、一気に色々なお花が咲き始めていると思います。
我が家の「猫の額ガーデン」では今はクリスマスローズの饗宴です。
種から育てたものが多く、愛しさが増します。
黒色、黄色、薄い紅色、緑色など。
うつむいて咲く花なので、写真にも写りづらいですが、ラインナップをどうぞ。
先週は老々介護で暮らすご夫婦を往診しました。
二人とも90歳を越しています。
ご主人は何度も癌を克服し、今は安定しています。
奥さんは寝たり、起きたり。
「かみさんをしっかり介護するのが、わしの人生の最後の仕事です」と
嬉しそうに笑います。料理も上手です。往診すると私たちにもたくさん!!
味見をさせてくださいます。
正直、おふくろの味で(笑)美味しいんです。
もちろん、娘さんたちも上手に見守っています。
ご主人に、私の作った冊子を前回渡しました。
奥さんの調子のいい時は、それを読んで聞かせるそうです。
大切な文章は、メモに書いて財布に入れていると、見せてくれました。
「ホスピスケアとは治る見込みのなくなった癌患者の苦しみを緩和し、
最期まで希望を持って、そのいのちに寄り添い、支えるケアである。」
「そういうこんだよね、先生!」そう言って笑顔がはじけました。
私は感動しました。
こんなに、沁みるように私のメッセージを受け取ってくださるなんて!
40年近く頑張ってきた苦労も吹っ飛びました。
ありがたいです。
コロナ禍は続きますが、私も十分注意しながら頑張ります。