仲良し時間
米沢さんとの往復書簡最新が掲載されました。
知り合いに拡散しています。米沢さんの博学はさすがです。
私は直球と臨床の言葉を返すしかありませんん。
亡くなる前の一瞬の機嫌の良い、幸せなひと時、明るさ？私たちは、仲良し時間とよんでいます。シスター鈴木秀子さんの名言です。
こんなことがありました。
私は難しい病気や癌の患者さんの時は、長年一緒に切瑳琢磨した訪問ナースとチームを組んで在宅ケアをします。いのち短い患者さんのケアで、びっくりするような突破口があると、私たちが仲良し時間と呼ぶ、穏やかな平和な時が訪れることが多いです。長くは続きませんが、とても幸せな時間です。
二日ほど前も、痛みに耐える辛抱強い８０歳の転移癌の男性に、少量のモルヒネ座薬を導入しましたら、家族がびっくりするほど楽になり、笑顔いっぱいに。
お嫁さんが私の外来に報告に来て、両手を握りあい、二人でビョンビョン跳ねました。
「先生、スゴいです。奇跡です。先生を信じてよかった、お父さんはニコニコしてます、久しぶりです、ありがとう、先生！！」
私も嬉しくて一緒にビョンビョン跳ねました。おかしな医者でしょう！？
嬉しい1日でした。
内藤いづみ
