患者に寄り添う在宅ケア大切
県はこのほど、末期症状の患者の在宅でのケアをテーマにしたフォーラム「在宅ホスピスケア・人生の最後を自宅で過ごすための工夫と支援」を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部代表の内藤いづみ医師が基調講演した。
約20年間にわたる在宅での緩和ケアの経験を基に「ホスピスケアは本人と家族と支えようとする人たちが集まればどんな空間でもできる」と指摘し、患者に寄り添うケアと痛みのコントロールの大切さを強調した。
続いて、県内でホスピスケアに従事する医療・看護関係者や自宅で看取りを経験した家族がパネル討論を繰り広げた。
(静岡新聞2007年2月20日より抜粋)