お手紙

子どもたちに命の大切さを伝えたい

2012年1月19日 山梨日日新聞掲載
道徳講演会で「在宅ホスピス医」をしている内藤いづみ先生の話を聞きました。先生は、甲府市で小さな内科のクリニックを営みながら、午前中に高血圧などの一般外来の診察をし、午後は終末期のがん早者さんや高齢者の自宅へ往診する日々。自宅で過ごす末期がんの患者さんの緩和医療をしながら、愚者さんが毎日を安心して快適に過ごせるようお手伝いしているそうです。


先生のお話を聞いて、昔は施設ホスピスが日本にわずか2、3ヵ所しかなく、きちんとした心の交流もできない環境だったと知りました。
しかし、今はホスピスに対する理解も広がり、きちんとした心の交流ができるようになっているということでした。
今回の話を聞いて、今、生きていられることに感謝しながら一日一日を大切に過ごしていこうと思いました。私は将来、保育士になりたいと考えています。私がなりたい保育士もホスピスと同様、命に関わる仕事です。ホスピスは命に寄り添い、保育士は命を預かるという、ともに命の大切さを実感する仕事です。今回の話を聞いて、仕事の難しさや大変さをあらためて知りました。保育士になることができたらしっかり責任感を持ち、子どもたちに命の大切さを教えたいです。そして、信頼されるような先生を目指していきたいと思います。           
(甲斐清和高3年・桑原加奈さん)