食と命の大切さ 講演、対談で学ぶ
北杜でホスピス学校 山梨日日新聞2011年12月8日より
ホスピスケアヘの理解を深めてもらおうと、甲府市の在宅ホスピス医内藤いづみさんが7日、北杜市高根町清里で「ホスピス学校」を開講、約150人が食と命の大切さを学んだ。
同学校は年に2回程度、県内各地で開催する計画で、医療にとどまらない幅広い分野から講師を招き、命との向き合い方などを学んでいく。
初回の7日は、宿泊施設「森のイスキア」(青森県)を主宰する佐藤初女さんを講師に招き、講演や内藤さんとの対談が行われた=写真。
悩みを抱えた人々の話を聞き、手料理をふるまうことで多くの人の心を救ってきた佐藤さんは「食材が体に入り命に変わる。便利さだけを追求するのではなく、食材をいとおしんで調理することが大切」などと呼び掛けた。
参加した同市大泉町の坂原きょう子さん(50)は「食べ物にも周りの人にも自分にも、何物にも替え難い命があることを思い出させてもらった」
と感想を話していた。