花の時
新型肺炎の情報把握に、けっこうエネルギーを使った。
皆様も神経を消耗なさったのではないですか?
私のところでは、医療用のマスクはしばらくの間は 確保できているが、頻繁な手指の消毒などいつも以上に気をつけている。
普段はまったり感のある、うちのクリニックだが、いささか緊張感が漂っている。
色々と事態は動いている。
事実を知るということ。隠されると不安や疑念が大きくなる、しかし、信頼にもとずいて、真実をどう伝えるか、それが大切、それを基本に在宅ホスピスケアを私は ずっとしてきた。
今のところ、我が住まいの県では感染者の移動ルート、感染者の治療受け入れ病院などの詳細を伝えないという方針で行っている。
他県では違うところもある。
教えて欲しい!という声のうねりもないし、割合平和に落ち着いている。
郷土の方々は肝が座っているのだ、簡単には動じないようだ、そう思えた。
私は海外からの情報にも目を向けつつ、冷静に足元を見ていくつもりだ。
今年は見守って、2年目の花が開花した。
シクラメンと蘭の花たち。
命は輝いている、綺麗だね、と毎日声をかけて愛でている。
緊張の中のハッピータイム。
内藤いづみ