看取った朝に
12日。夜明けに高齢の女性が昇天なさいました。
癌の全身転移が見つかってから三ヶ月。
少量の痛み止で安心して日々の暮らしを続けることができた。
息子さんと娘さんがじっくりと付き添えた。
デイ・ケアではたのしいことを色々味わった最期の日々。
安らかに旅立てるよう私も医療の責任者として祈りつつ関わった。
最後に死亡診断書をお身内に手渡すまでゴールは予想できない。
みなさんそれぞれのライフレッスンがあるから~とにかくこの方はお家で無事に旅立てた~この日は巣鴨の大正大学の講義の日。
休講になるかも~と前日に学生たちに伝令は放ったが、見取りのあと特急あずさにのり~いつもの時間に到着。
大正大学のキャンバス。私の顔もいつもより思慮深い感じ!?
学生たちには私の時間の使い方は想像できないだろう。
密着しないかぎりそれは無理。
でも何かのご縁でこうしていのちの話を伝えている。