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永六輔さん 青年大学に情熱  ホスピス医内藤さん講演で悼む

2016年7月21日北海道新聞より

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在宅ホスピス医の内藤さんが、大型スクリーンに生前の永さんの姿を映し出し、在りし日をしのんだ「旭川青年大学」
 旭川の生涯学習講座「旭川青年大学」が19日夜、旭川市民文化会館で行われ、今月7日に83歳で亡くなった放送タレント永六輔さんと、親交の深かった在宅ホスピス医内藤いづみさん(山梨)が講演した。永さんは過去7回にわたり、青年大学の講師を務めた。内藤さんは、永さんが再び講座の舞台を立つことを楽しみにしていたことを明かし、在りし日をしのんだ。
 生前の永さんは「旭川青年大学の常任講師」を自認。
開講3年目の1985年以来、計7回講師を務めた。
今回の講座も当初、永さんが内藤さんとともに講師を務める予定だったが、5月ごろ、永さん側から「体調不艮で行けない」と連絡があったという。
 内藤さんは舞台の大型スクリーンで、生前の永さんの映像を流しながら「各地のいろいろな文化活動を応援していた」などと振り返った。昨年末に仕事を共にした時も旭川へ行くことを確認し合っていたという。
 さらに内藤さんは、亡くなる約3週間前、東京都内の自宅に永さんを見舞った時のエピソードも紹介した。自宅で家族に囲まれて最期を過ごしたいと望んでいた永さん。眠っていたが帰り際に一瞬、目を開けてほほ笑んだ。内藤さんは「安らかで幸せそうな笑み」と感じたという。結果的に最後の対面となったが「永さんは希望した最期を迎えられた」と救われる思いがしたと話した。