開催報告 2008年2月16日 甲府市
渡辺和子シスターの講演会は私たち主催者も待ち望んだひとときでした。
身体、心、社会性、魂をもつ弱くかなしい存在の私たち。しかし同時にりりしく、たくましく、他者を支えながら歩み続けることもできる私たちの生き方を思い出させて下さるシスターのお話はまさしく貴いかけがえのないひとときでした。
お忙しい中、甲府までおいで下さったシスターに一同心より感謝申し上げます。
写真でもおわかりになるように、参加者240名はひとこともききもらさないよう熱心に耳を傾けました。
感想もたくさん届きました。
昔の教え子の方々からはシスターは「輝くような美しさ」のあこがれの的だったこと。昔も今も変わらず、そのお話をえりを正して拝聴しました、とのおたよりもいただきました。今もお美しいシスターのお若い頃を想像いたしました。
私たちは何かを失ったり、大きな傷をうけたりしながら人生を歩んでいる。その大きな穴こそ人生に厚みを与え、他者の悲しみ、苦しみによりそえる力をつけてくれるのだ、という言葉に力をあたえられました。
一同心があたたかくなって帰路につきました。
内藤いづみ