「いのち」の話がしたい@Books on Health
著者は甲府市でもう20年近く在宅ホスピス医を続けている女医さん。まさに孤軍奮闘というか、私はいつもハラハラしながら声援を送っています。まさに患者さんのために重労働の毎日です。
本書は、その内藤医師と、日本を代表するオピニオンリーダー・曽野綾子、中村桂子、柳田邦男の三氏との対談集。
帯には、看取りとは、いのちのつながりについて「自分らしく」ということ、とあります。
三氏はそれぞれ分野は違いますが、いのちのメッセージを発信し続けている人。
第一章 豊かな人生の最終章
(柳田邦男氏との対談)
第二章 生きる力、生かす力
(中村桂子氏との対談)
第三章 自分を失わずに生きる
(曽野綾子氏との対談)
在宅でケアを受けられる方は、最後の時、「ありがとう」という言葉がいいやすい、という内藤医師の一言が心に残りました。
ヘルシスト186 Vol.31/No.5より抜粋