いざ、身延山へ
私たちの夏休み直前、医学部3年生の研修を引き受けました。
私の出演した情熱大陸という番組を観て、医学部進学を決めた、と聞いたらお引き受けしないわけにはいきません。
可愛くて真剣な学生さんでした。
往診にも同行。
色々と発見や驚きがあったそうです。
それは患者さんとの、物理的、心理的な距離の近さだと、若者は私に言いました。
そして患者さん方が安心して、よくしゃべる、と。
今日の往診は、往診とは言えない遠いところ。身延です。甲府から、車で往復約100キロ。
お見舞いに近いかもしれません。
深いご縁がある患者さん。色々と本人の本音を聞き出しながら、人生の最終章をどこで、どう過ごすかをしばらく模索しました。
地元の介護ネットワークと私の見守りがあれば、何とか家で暮らせそうです。
本人は安心してよくおしゃべりしてくださいました。
地元名産の湯葉や身延饅頭を一緒にいただきました。
甲州名物の?おもてなし。それも学生さんに味わってもらいました。
学生さんには、ご褒美で?身延山、お参りツアーを。
心臓破りの石階段から吹く風は心地よいものでした。
皆様も良き夏をお過ごしください。