開催報告 2023年6月20日 松本

6月20日、松本で1日講義。10時から4時。
参加者は臨床にいる看護師さん達。


死生観について問いかける1日。
皆さん、熱心に聴いて下さった。
もう少し、時間があれば、交流会もできたと思う。

私の推薦する映画の紹介もした。

ジョニー・デップ監督/主演の「ミナマタ」。
理不尽な現実に向かい合う時の心構え。

ロビン・ウイリアム主演の「アンドリューNDR114」。
200年生きたロボットが人間になり限りある命を求めた物語。

命は限りあるからこそ、尊く美しい。

ご感想

現場で数多くの看取りをされている看護師の皆さんへ、先生が寄り添ってきた患者、家族との暮らしの中にあるいのちのエピソードを通してペインコントロールの大切さや受容のプロセスの揺れや個人差、グリーフケア、その後に紡がれていく希望もお話してくださいました。
医療者である私たちが燃え尽きず飲み込まれることなく、だけど慈愛を持ち寄り添える立ち位置をもつこと。
そして明日野原に出ていこうという先生の本のタイトルそのものの気持ち。
お産の時の陣痛に助産師のこの世に迎える時に寄り添いとあの世へ向かうものへの寄り添いと同じように、いのちへの襷を携えて繋いでいくお話もシビレます。
AI（人工知能）の白か黒か？でなく、いのちの寄り添いには、いい塩梅というその時その時の加減があり、それが出来るのは私たちの感性、この先どれだけ発達しても忘れてはならないこと。
自分自身の最期を想像してみたり、ワークもしました。
途中、情熱大陸撮影秘話や番組も流してくれたり、ユーモアもたっぷりで泣いたり笑ったりの1日。
先生のファンはたくさんいて、本は完売。サインも行列。
5時間もある講義の中、たくさんのエッセンスを盛り込みお話する内藤先生を尊敬します。