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在宅ホスピス医 人生の最期を語る

2022年3月7日信濃毎日新聞より

信濃毎日
塩尻市立図書館は6日、在宅ホスピス医の先駆者として知られるふじ内科クリニック(甲府市)院長の内藤いづみさん(65)の講演会を塩尻市北部交流センターで開いた。
約70人が参加「あなたらしく生きぬくために準備すること」と題して、人生の最期への向き合い方などについて話した。
内藤さんは「命は時間を費やしていくこと」とし、人生の最期に向けて残された時間を自覚していくことが重要と強調。
「老いは止まらないけれど、ゆっくり老いていきましょう」と呼び掛けた。
新型コロナウィルス下で人と人とのつながりが希薄になっているとし、「人間は人との絆の中で生かされている。積極的に人に声を掛けないといけない」と述べた。
茅野市の女性は、がんを患った友人との接し方のヒントを求めて参加。現場で働いている先生の話が聞けて参考になった。誰が最期を迎えても、後悔がないように接していきたい」と話した。