偶然はないかもしれない
最近知り合った編集者の方から送っていただいた本です。
「いのちのヴァイオリン」
著者の中澤さんは、ヴァイオリンのお医者さんです。
この一年、私の読書力は落ちに落ちていました。
本は沢山買いましたが、新しいリモートの仕事や、コロナ禍の緊張のせいか、本を読んで吸収する能力が低下。感動も生まれづらくなりました。
しかし、この本を読み始めると、乾いた地面にに泉の水が滲みこむように、私の心が潤い始め、本のメッセージが深く心に届きました。
ヴァイオリンのお医者さんの中澤さんは私の心も治して下さったのかもしれません。
中澤さんは、東北大震災の後、南三陸の海辺に流れついた木や柱から2本のヴァイオリンを創りました。木の言葉に耳を傾けながら。
このヴァイオリンから響く音は地球の声でもあるのですね。
苦しみも、喜びも、恨みも、許しも、癒しも内包した声です。
この本の出会えたのは、3月11日。偶然ではないなあ、と思えました。