開催報告 「北海道はデッカイドー」ツアー 2012年6月15日~18日
北海道には池田町に叔父家族がいて、いとこは池田町のワイン造りに貢献しているが、子供の時から北海道はずっと遠いところだと思っていた。
しかし、この数年、札幌の“ばらのお家文庫”の高橋さんとそのお仲間とのご縁で毎年伺うようになり、近いところになった。
北海道の各地にご縁が広がっている。
とにかく北海道はデッカイ。そして、北の住人は100キロ、200キロの移動を遠いと感じていないのだ。
今回は苫小牧、足寄、札幌の3ヶ所の講演。貪欲に道東の秘境ツアーが加わった。4日間の移動距離は800キロ( ! )広い道を車はスイスイと行く。
私の記憶の新しいうちに巡業のあらましをお伝えしようと思う。
6月15日の午後、羽田を出て札幌へ。苫小牧へ移動。
松本さんのご尽力で、夜にも拘わらずたくさんの方が集まって下さった。
「自分の人生の行く末を、最終章の過ごし方を、自分で元気な時に考えておくことが大切」と伝えた。少しビックリした方もいたかもしれない。
その夜は札幌に戻り、回転寿司トリトンで海鮮を頂く。
皆さんのよだれが出ては困るので詳細は省略(笑)
6月16日は朝8時半に足寄に向けて車で出発。道東道という高速道路が完成したので長距離移動が早くなった。
足寄では池田ご夫妻が、足寄の地域の暮らしといのちをどう支えるか熟考し、老人の看取りができる老人施設とホームケアクリニックあづまの在宅ケアに病院の方針を転換。その開設記念でもあった。
病院のスタッフが協力してこの講演会を運営して下さり、多くの町民が集まって下さった。
まだまだ「ホスピス」も「緩和ケア」も内容が一般的には浸透していないとのことで、私のこの30年の在宅ホスピス体験をお伝えした。
とにかく十勝の辺りは甘いものが美味しい! バターとクリームと小麦の良さもあるだろう。終了後の茶話会にもたくさんの美味しいお菓子が並んだ。
終了後は日本一背の高いらわんふきの群生地に赴く。
足寄は松山千春の出身地なので、千春コーナーでツーショット。
途中で雌阿寒岳と阿寒富士の西にある原生林に囲まれた湖、オンネトーに寄る。
五色に色が変わり美しい。
こんな秘境にアイヌの方々が住んでいたのだ。
阿寒湖に着く。
夜はアイヌコタン(アイヌの村)でアイヌの伝統的な踊り、歌などを見せてもらう。火祭りの一部も拝見。祈りとともにあるアイヌの暮らし。
6月17日は朝、阿寒観光汽船に乗る。チウルイ島にあるマリモ展示観察センターで天然のマリモを見る。
札幌を目指し、帯広で途中下車。スイーツの街で足くらいの大きなスイートポテトが有名なクランベリーというお店に行く。
サツマイモの甘さが自然に柔らかく上品に出て絶品。これは、一人分ではなく切って大勢で頂く。
札幌に戻り、夕方、ばらのお家文庫で座布団講演会。
いつもの方々や新しい方とが集まって下さり、膝づめで熱心にお話しを聴いて下さった。
生き抜く勇気について。繋がるいのちについて。
サプライズがあり、私のバースデイケーキを用意して下さった。
皆に感謝して弾丸ツアー終了。往復800キロの旅。
また9月の帯広・十勝ホスピス大会までさようなら。