エッセイ

尊厳って何だろう

苺の季節へ
今日(2月8日)も寒い一日でした。
春は遠いのかと思いがちですが、太陽の光は明るくなり、ついに苺パフェがみられるようになりました。


苺の色と香りはなんて心に春のエネルギーを注いでくれるんでしょう。
なるべく~わ~きゃーといっしょにさわげる苺友と甘味処へお出掛けください。

クリスマスローズ
こんなに寒くて、人間たちは毎朝寒い寒いと唱えているのに、前庭では白いクリスマスローズがけなげに気高く咲いています。

偉いね、すごいね、と声をかけてわたしはチリンチリンとベルをならし出勤します。
世界に在るいのちの多様性は素晴らしいです。

尊厳って何だろう

じつは、クスッと笑いながらそのあとドキリとしたことが先日ありました。
お昼に時間が取れたので、回転寿司にひとりで行くことにしました。
この店は二回目です。
一度目は友人と行きました。
車を停めました。
強風で髪がみだれていたのでバックミラーを見ながら手櫛で直し、洋服も汚いのを脱ぎました。
でも~あまり気にしなくていいか、ウフフと独り言が出ました。
なぜなら受付はペッパーくんと いうロボットなんです。
相手がロボットだったら別にこちらは、髪がばさばさだろうと、汚い服だろうと構わないや‼なんて思ってしまう心理が浮かんだことに我ながらいささか戸惑いました。
お店には人間は多く働いていない感じでした。
姿は見えません。
ロボットの受付はこちらを気にすることはなく、いらっしゃいませ!
お一人ですか?
カウンターとテーブルどちらがいいですかと聞いてきてどんどんさばきます。
はい!五番へどうぞとうながされました。有能です~
カウンターは混んでいて、お年寄りたちにはさまれて座りました。
お隣さんたちに挨拶もできませんでした。
なぜならみなさんパッチパネルに必死に取り組んでいて新参者をみる余裕はないからです。
ケアの世界では身だしなみを整える手助けは大切なこと。
挨拶も基本です。
人間らしさと尊厳を守ることなのです。
ロボットに尊厳があるかどうかはこれからの発展にもよるでしょうが、ロボットの出現により、私たちが社会性を枯らしたり、人間のマナーを失うことは怖いなあと思いました。
考えすぎでしょうか?
今度はペッパーくんにも、こんにちはーと声をかけてみます。
違うかも(笑)