日本ホスピス・在宅ケア研究会参加レポート
2010年7月9日~11日、日本ホスピス在宅ケア研究会第18回鳥取大会に参加。久しぶりにたっぷりと参加できて、なつかしい面々とも再会し語り合うことができた。
大会長の徳永進先生の感性で選んだ各コーナー、とても充実していた。
テーマ「いのちのおわりにみみをすます」
私は工夫大会の審査員と2日目の「いのちの絵本」コーナーをまかせられた。
1日目の鎌田實先生の市民公開講座は圧巻だった。
舞台わきできかせていただいた。
津軽三味線の生演奏は金澤栄さん。
初めてのコラボレーションなのに、ぴったりと息が合い、さすがプロの仕事だった。
○参加者からのお手紙○
7月10日~11日に鳥取で開催された日本ホスピス・在宅ケア研究会に参加しました。
大会長は徳永進先生(写真↓)。
講師には、内藤いづみ先生をはじめ、鎌田實先生、柏木哲夫先生、細谷亮太先生、谷川俊太郎先生など信じられないくらい豪華な顔ぶれで、大ホールなど、8つの会場に分かれて講演会やシンポジウムが開催されました。
お話を聞きたい先生が多すぎて、どの会場に足を運んだらいいのか迷ってしまうほどでしたが、あちらこちらの会場でたくさんのお話を聞くことができ、笑ったり泣いたりしながら、あっという間の2日間でした。
内藤いづみ先生は「絵本といのち」というテーマで、生や死を考えさせられるたくさんの絵本を紹介してくださいました。絵本の持つ力のすばらしさに改めて感動です。最後に先生が朗読してくれた『詩ふたつ』という絵本は、絵も美しくて、私も誰かに勧めたくなりました。
拝聴した講演の中で、印象に残った言葉を三つご紹介します。
・鎌田實先生がお父さんから教わった言葉「弱い人の立場を忘れるな」
・柏木哲夫先生の「日本は遺族のケアができていない」
・玄侑宗久先生の「人は亡くなるときに聴力は最後まで残るというが、たとえ耳が聞こえない人にでも、伝わる思いがあるのではないか」
参加者も皆さん熱心で、最大収容人数が2000名という大ホールも満席状態が続いていました。来年は沖縄で開催されるとのことです。今から貯金して、また参加したいな~。