開催報告 2013年1月19日 市民のための緩和ケア講座
主催してくださった数野先生からのご感想で開催報告させて頂きます。
福山での講演会及び懇親会ではお世話になりました。
私が7年前に在宅看取りに携わりたいので病院を去ると宣言した時でさえ、医師仲間から変わり者だと随分言われました。
先生が在宅ホスピスを開業された当初は、もっともっと色々な御苦労があったのだろうと推測致します。
看取りは在宅がベストだと感じながら、今後国策によって否応なく押し寄せるであろう在宅患者の波を到底現状のままで対応し切れるはずもないよなぁと正直やや途方に暮れておりました。それでも「良い看取りができた時が一番嬉しい」と語られる先生など、案外近くにも志を同じくする方々がおられるのだと知り少し安心できました。
良い看取りを行うにあたって、ご家族の死に対する意識変革は絶対に欠かせないものだと感じています。そういう意味では、先生の啓蒙活動への取り組みには大変感銘を受けました。自分の身の回りで、死に際して悩み苦しむ患者さんやご家族の助けになれればいいとの思いで今までやってきましたが、やはり広く死に際して悩み苦しむ患者さんの助けになれるなら、それに越したことはありません。
まずは福山の地でどうすれば少しでも多くの方々の助けになれるかを考えながら、自分なりの取り組みを始めてみたいと思います。
先生の今後のご活躍をお祈りしております。
良い出会いを頂けた数野先生にも感謝しております。
またお目にかかれる日を楽しみに頑張りたいと思います。
びんご・生と死を考える会主催(代表 数野 博先生より)