内藤いづみ著書

あした野原に出てみよう

ashitanohara001.jpg死は誰のものか、病院で死ぬとはどういうことか。在宅ホスピス医療の現場からその原点を追い求めた、輝ける「死の物語」のためのホスピタリティー入門。故遠藤周作氏(作家)、古川泰龍師(熊本シュバイツァー寺住職)との対談を収録。「よく生きるために」全面改訂。〈ソフトカバー〉


(目次より)
対談1◆ホスピスの理念と今後 
【遠藤周作●内藤いづみ】
第1章 患者さんはひとりぼっち
     病院で死を迎えること
     真実を告げること〈告知への障害〉
     キュア〈治療〉とケア〈看護〉のはざまで
第2章 最愛の人に支えられて
     延命医療より余命の充実〈ユキさんの選択〉
     家族に囲まれた最期〈ユキさんとの別れ〉
     家族の支えで恐怖を克服〈十九歳のマイク君〉
     悟る死の足音〈明るかった達夫君〉
第3章 イギリスが教えてくれたこと
     スペシャリスト・ナースの誇り
     無垢な心が患者さんを癒す〈赤ちゃんとホスピス・ドッグ〉
     病気も人間の要素の一部〈人間性の重視〉
     希望の光を与える積極治療〈ジョンさんの鍼治療〉
     イギリス文化は夫婦で創造〈本当の豊かさとは〉
第4章 ホスピスへの道
     開かれたホスピスをめざして〈山梨ホスピス研究会の発足〉
     自立した患者さんたちと出会って
     対談2◆「安らかな死」を再び
     【熊本シュバイツァー寺住職・古川泰龍●内藤いづみ】
みみずく叢書/オフィス・エム(1997/11)
あした野原に出てみよう―在宅ホスピス医のノートから (みみずく叢書) アマゾンで購入